K3の住民

最近レア社のことをほとんど書いていない自称レア社好きがゲームやプログラミングについて色々書いていく。

適当に良作ゲームを紹介する 第七話「PiCOPiCT」

皆さん、3か月ぶりです。雪圀です。
更新を待っていた皆様には申し訳無いことをしてしまったと思っています。本当に
すいませんでした。


今回紹介するのは「PiCOPiCT」です。

PiCOPiCT
配信日2009年1月28日
プラットフォームニンテンドーDSDSiウェア
配信元任天堂
開発元任天堂、スキップ
ジャンルパズル

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タイトル画面

任天堂DSiウェアWiiウェアで展開したArt Styleシリーズの一作。
本作はDSiウェアであり、故に通常のニンテンドーDSでは遊ぶことが出来ないので
注意。
Art Styleシリーズ全体は紹介されることがあるものの、これ単体の紹介が無いに
等しかったので紹介することにした。
シンプルながらも、中毒性の高い作品であり、ファミコン好きな人向けである。

ルール

ルールはいたってシンプルで、上から落ちてくる「デカピクト」に下にある
「ピクト」をパレットに入れ(最大8個まで入れることが出来る)タテ4以上、
ヨコ4以上もしくは四角状(長方形でもOK)に同じ色を揃えるように置けば良い。

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ピクトとデカピクトとパレット

揃えると、上画面のドットが埋められていき、最終的にはファミコンで登場した
キャラクターが完成する、というのが大まかな流れ。
このゲームにも他の落ち物パズルと同じように連鎖が存在し、連鎖をすることで
スコアが伸ばせるだけで無く、上画面で埋められるドット数が倍に増える。例えば
3連鎖をすると、埋められるドット数が3倍になる。この連鎖をどのように効率良く、
かつ長続きさせるかも攻略の大きなポイントとなる。

どんどんとピクトが積まれていき、どうしても攻略が無理になってしまった場合は
パレットの一番下にあるPOWをタッチすることで下2段分のピクトが無くなり、宙に
浮いているピクトは全部下に落ちる。但し、パレットが1個塞がり、入れることの
出来るピクトの数が減り、ステージ中に出てくるコインを5枚消費しない限り、
塞がったパレットは解放されない。そして、POWを使わずにクリアするとスターを
入手することが出来るのだが、POWを使った時点でスターは入手出来ない。

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POW使用後のパレット

コインの出し方だが、デカピクトを下まで落とさずに全て消すか、オジャマピクト
と呼ばれる、パレットに入れることの出来ないピクトを1個消すごとに1枚コインが
手に入る。
手に入ったコインは次のステージでは使えないが持ち越すことが出来、集めた
コインを使って裏ステージを買ったり、曲を買ったり出来る。

良点

この作品は前にも書いた通り、非常に中毒性が高く、正直ずっとプレイして
いられる。その理由は幾つかあり、それを書いていこうと思う。
先ず、キャラクターが完成していくとともにBGMも盛り上がっていくので、完成
させていくのが楽しい。
そしてPOW無しでステージをクリアするとスターを手に入れることが出来る。
このスターは特に意味があるわけでは無いが、「俺このステージPOW無しでクリア
したんだぜ」みたいな優越感には浸れるだろう。
更にこの作品にはタイム、スコアの概念もある為、どれぐらいスコアを稼ぐか、
どのぐらい早くクリアするかを極めることも出来る。つまり、やり込み要素も
充実している
その他にも色々中毒性を持つ理由はあるものの、大きな理由はこれらによるもので
あろう。

BGMについてだが、ファミコンの音源を再現しており、完璧というわけでは無いが
知っている人にとっては懐かしい気持ちでプレイ出来る再現度ではある。
それだけで無く、BGMのほとんどが当時の雰囲気を残したままアレンジされており
中にはなかなかオシャレ(?)なものも。
因みにBGMの作曲にはYMCKが関わっており、それを考えれば納得のクオリティで
ある。

そして何よりこの作品そのものがファンサービスの塊であり、結構マイナーな作品
も登場するので知ってる人はより楽しめるであろう。

微妙な点

この作品、実はズルが出来てしまう。ゲームプレイ中にポーズをかけることが出来る
のだが、ポーズを連打しながらやると、ステージをある程度簡単にクリア出来るよう
に出来てしまう。これってパズルとしてどうなんだ?
しかし、後のことを考えると、これは「任天堂側が狙って作った仕様なのでは無い
か?」と思ってしまう。それに関しては後で書くとしよう。

次に、この作品のジャンルはパズルではあるものの、実はそんなに頭を使う必要は
無い。どちらかと言えば求められるものは俊敏力、正確さである。

BGMは基本的にファミコンの音源であり、忠実な再現度ではあるが、一部、再現度
がイマイチなBGMがある。まぁ、そこは気にする人は気にするだろうし、気にしない
人は気にしないだろう。

欠点

ピクト1個1個が小さく、正確な場所に置けないことがある。横に並べて置いたはずが
斜めに置いてしまったり、タテ、もしくはヨコに1マスずれた位置にピクトを置いて
しまったり、違う色のピクトを入れてしまっていたなんてことが偶にある。その為DSi
だけで無く3DSNew3DSでもプレイ出来るが、お勧めは出来ない。

裏ステージ、曲を買う為にコインが必要であるが、普通にプレイしているだけ
では買えるようになるまでコインは溜まらず、既にクリア済みのステージでコインを
稼がなければならない。特に曲の中には1000コイン必要なものもあり、面倒である。

曲に関してはもう一つある。なんとステージ1でコインを溜めれば、全てのステージ
の曲を買うことが出来、そしてその曲にはステージ名が載っている。つまり、
ステージ1時点で全ステージどんなゲームのステージなのかネタバレ出来てしまう
のである。クリアしてからそのステージの曲を買える仕様にしても良かったのでは
無いだろうか。

難易度について

さて。
この作品、難易度は表をクリアするだけなら普通である。慣れれば全ステージPOW
無しでも攻略は十分に可能である。
しかし、裏ステージは基本的に難易度が高く、POW無し攻略が難しくなる。後半まで
はなんとかなる難易度なのだが、後半は表ステージの後半が赤子に思えてくるほど
難易度が高い。正直言ってPOWありでも難しい
何故なら、ステージを進んでいくごとにデカピクトの落下速度が上がって行き、更に
ドットを埋めている時間も短くなっていくからである。
裏ステージの最後の最後は極悪ともいえる難易度であり、POW無しでクリアとなると
鬼畜のそれに近い
この作品の攻略サイトは非常に少ないのだが、数少ない攻略サイトでもPOW無し攻略
ポーズ連打をすることが推奨されている。しかもそのポーズ連打を以てしても簡単
には攻略出来ず、「任天堂側が狙ってポーズ連打しながらだと攻略が楽になるように
したのでは?」と疑わざるを得ない難しさである。
因みに自分は一応「ポーズ連打無し」で攻略しスターを全部取ったが、正直もう一度
クリア出来る気がしない。
ポーズ連打無しで行く場合は常に正確かつ俊敏にピクトを置ける(一度の失敗も
許されない)腕前で無ければ攻略は先ず不可能である。

終わりに

以上が「PiCOPiCT」である。表ステージをプレイするだけでも楽しめるが、それでも
足りない、という人向けに用意された鬼畜な裏ステージ、そしてスターの存在に
よって初心者から上級者まで楽しめる、任天堂らしい作風である。
また、スコアアタッカー、タイムアタッカーにも向いている作品であり、現在の
514円であることを考慮すれば値段以上のボリューム、やり込み要素があると言える
だろう。
そしてBGMも懐かしい気持ちになれるし、アレンジも良質である。

DSiウェアは凡作またはクソゲーが多い印象であるが、これはDSiウェアの中でも
高品質なソフトの一つであると断言出来る。
検索してみた感じだとあまり知られてなくて正直寂しい感じがするのでこの記事
を読んで興味を持った方は手頃な価格なので是非買ってプレイしてみてほしい。


今回はこれくらいにしときます。