K3の住民

最近はレア社のゲームについては書いていませんが、一応レア社のゲームが一番好きな人です。『雪圀』で"圀"は"国"とほぼ同義ですが、国ではありませんって当たり前か(笑)。

【都市伝説】1ヶ月しか稼働しなかったとされるアーケードゲーム「Polybius」

皆さん、こんにちは。雪圀です。

今回は打って変わってアーケードゲームに関するある都市伝説について書いていこう
と思います。



最近、ある動画でこの「Polybius」というゲームの都市伝説を聞きまして、興味を
持ったので調べてみて考察を立てる、という趣の記事です。
「Polybius」は存在するかどうかも明らかになっていない為、本当なのかどうかは
分かりません。つまり、確証性は確実に無いです。ご了承ください。

「Polybius」とは?

1998年頃、ある噂話が出始めた。

1981年、オレゴン州ポートランドにあるアーケードゲームが稼働していた。
そのアーケードゲームは、人々に悪夢を見せたり吐き気、頭痛、記憶喪失等の
症状を引き起こし、遂には自殺する者までいたという。
しかし、謎の中毒性があったらしく、死にそうな顔をしながらプレイしていた
のを見た人もいるという。
そのアーケードゲーム1ヶ月で姿を消し、その後現れることは無かったという。
それが・・・「Polybius」です。

この「Polybius」はある実験をする為に作られたらしく、偶に黒い男の人たちが
「Polybius」に関するある記録を取っていたというのです。

この都市伝説を信じるか信じないかはあなた次第です。
言いたかったんだよね、これ

・・・という、まあ何というか・・・よくある都市伝説ですね。
僕はこういった都市伝説は何度も見てきたので正直胡散臭さすらあります。しかし、
ゲームは視覚を使ってやるものなので、記憶喪失はまだしも、吐き気、頭痛は
起こってもおかしくありません
視覚による吐き気や頭痛と言えば、1997年に起こった「ポケモンショック」を思い
浮かべると思います。当時放送されていた「でんのうせんし ポリゴン」と同じ手法
を使って表現していたならば吐き気や頭痛を引き起こした可能性も無いとは言えない
わけです

1980年代の背景

1980年代のアーケードゲームと言えば?
ドンキーコング」や「パックマン」、「クレイジークライマー」等が挙げられる
と思います。どれも色々な機種で移植されている名作ですね。

その中に、ATARIが製作した「テンペスト」と呼ばれるゲームがあります。
テンペスト」は、ベクター・グラフィックスを用いた奥行き感のある
シューティングゲームです。


Tempest (1980) Atari

どっちかと言えば、アーケードの「テンペスト」よりも、「Atari Jaguar」用ソフト
テンペスト2000」の方が有名では無いでしょうか。って言ったらファンに失礼か。

で、なんでこのソフトを?と思われた方もいるでしょう。実は「Polybius」は
この「テンペスト」によく似た作品だった、と言う人もいるらしいです。
というか、「テンペストそのものでは?」と言う人もいるぐらい。実は
「『テンペスト』の初期版をやった者が発作やうつ病、眩暈等を引き起こした」
という記録があり、それと「1979年の『アステロイド』をプレイしすぎて倒れた」、
「『アステロイド』で違法賭博が行われた為に、FBIが踏み込んだ」という記録も
あり「それらが元になって『Polybius』という都市伝説が出来たのでは無いか?」
と言う人もいるそうです。
1979年発の「アステロイド」も同じくシューティングゲームです。


Asteroids - Arcade (Atari 1979)

因みに筆者は最初「Polybius」を聞いて「Poly Play」の別名か何かかと思いました
が、どうも違うみたいです。
まぁ、1980年代中半辺りのゲームなので*1その点を考慮すると可能性は低いの
ですが。そもそもシューティングゲームでは無いですし。
「Poly Play」の日本語で書かれている説明についてはこのサイトに詳しい。

「Polybius」に便乗して作られた作品?

「Polybius」には様々なフェイクとされる作品があり、この記事では2つのフェイク
とされる作品を紹介します。

1つ目は、SINNESLOSCHEN*2氏が製作した「Polybius」です。
うーん、「アステロイド」にちょっと似てますね。

※(もう既にサムネのせいで目が痛いと思いますが)非常に目が痛くなるので閲覧
 注意!


game play polybius

もう一つは「テンペスト2000」を制作したジェフ・ミンター氏が創設した会社、
「ラマソフト」が贈る「Polybius」です。ラマソフトさん何やってんすか

※こちらも目が痛くなるので閲覧注意!


Polybius_20170509112338

PS4のソフトでVRモードでも出来るみたいです。

「Polybius」に関する考察

さて、「Polybius」に関する説について、色々出していこうと思います。ここから
敬語を無くします。注意。

1. 「『テンペスト』『アステロイド』で起こったこと等が混ざった」説
テンペスト」「アステロイド」は発売時期も非常に近い為、人々の記憶の中で
混ざって記憶されてしまってもおかしくは無いだろう。
また、混ざってしまったとするなら、少し挙げただけだが「Poly Play」の存在も
忘れてはいけない。
ちょっとこじすぎ付けかもしれないが、これを見てほしい。
「P」の部分が「B」に、「L」の部分が「I」・・・以降の「A」は「U」、
「Y」は「S」に見えないかもしれないが・・・全てそれっぽく見えなくも無いのだ
しかも「Poly Play」、「Polybius」(これ)ともに筐体の上にロゴマークがあり、
そしてあまりにも似すぎている
更に、この「Polybius」の話が初めて出てきたとされるのは1998年頃。1998年と
言えば既にインターネットが知られている時代であり(まぁ、始まり自体ネット
らしいし)「Poly Play」の存在を知ってもおかしくない*3
この説で書きたいことをまとめると、「ゲーム部分は『テンペスト
『アステロイド』に、筐体部分は『Poly Play』でそれらの記憶を混在させたのでは」
ということである。
一応矛盾点としては、「稼働時期の早さ」の説明が出来ないことだろうか。これ
だけだと、その点の説明が出来ないと思う。

2.「『テンペスト』等のコピーゲーム」説
1981年に「ドンキーコング」のコピーゲーム、「クレイジーコング」が稼働していた
こともあるのでありえない話では無い。
そのコピーゲームの出来が(描画的な意味で)酷くて様々な症状を引き起こしたの
では無いか、という説。
しかし、名前を全く似せてないのが問題。コピーゲームは大体もとになったゲーム
の名前を似せているのでその点がその可能性を低くしている。
更に1ヶ月という短すぎる期間での稼働。これはATARIが訴訟していなければ
ありえないレベルの早さであるATARIはあの有名な「PONG」を発売した会社で
その「PONG」も物凄い数のコピー品が発売されている。しかし、ATARIはそれを
訴訟しなかった*4ことを考えると、テンペスト」のコピーゲーム如きに訴訟を
起こすとは到底思えない。問題が非常に大きかった場合も考えられるが、それに
しても稼働終了時期が遅すぎる。まぁこれは流石に置いていたゲームセンター
によるとは言えるが。

3.「そもそも嘘である」説
初めて出てきたとされるのが1998年頃、そして「オレゴン州ポートランド」という
特定の場所で1ヶ月だけ、そしてその存在も未だ確認されていない
最後のお約束、とも言えるべき説、それが「そもそもその話はデマでは無いか」と
いうものである。
先ず、何故1998年まで誰もその存在を書かなかったのだろうか?1998年より前に
インターネットは大分一般化されたので*51998年に唐突にそれが出るのは流石に
おかしい気がする*6
そして何より、1998年から今まで何故発見すらもされていないのか?確かに探すと
なれば世界規模になってしまうが、あそこまで大きいなら大勢で探せば見つかる
はずである。壊して跡形も無くしてしまったなら話は別だが、問題はそれはどこに
行ったのか、ということであるATARIの「E.T.」のように砂漠に埋められた可能性
も無くは無いとは思うが・・・微妙である。
極めつけは「Sinneslöschen」という会社名*7。これには「感覚の削除」等と言った
意味があり、そんな名前にする会社なんて無いと思うし存在したとしても出来すぎて
いる。
よって、この都市伝説は「誰かが人を怖がらせる為に作ったデマ」では無いか、と
いうことも言える。

結論

色々と考えたが、「嘘もしくは間違いの可能性が高い都市伝説」であると思う。まだ
存在が確認出来てない故に結論付けることも出来ない。結局のところこれを解決する
には誰かが嘘と認めるか、本当に「Polybius」を見つけるしか無いようだ・・・。



以上です。しかし、こんな都市伝説があったんですね・・・。今まで知らなかった
です。

今回はこれくらいにしときます。

*1:但し稼働時期は明確では無い。もしかするともっと前の可能性もある

*2:何故か一説にある会社名と一緒である。わざと?

*3:「Poly Play」は東ドイツでしか稼働しなかった為、オレゴン州ポートランドに住んでいた人々は稼働当時存在を知らない

*4:当時ATARIはPONGの製造に忙しく訴える暇が無く、「コピーゲームが生まれるなら新しいゲームを作ればいい」という考え方だった

*5:参考までにMicrosoftの「Windows」は「Windows 95(1995年発)」からネットワーク機能が搭載されている。またそれ以前にもネットワーク機能を搭載したOSはある(UNIX系とか)

*6:あくまで初出が1998年頃であるだけで、それより前もしくは後である可能性もあるが、そうだとしても不自然

*7:これはあくまで一説で別の説も存在する