K3の住民

最近はレア社のゲームについては書いていませんが、一応レア社のゲームが一番好きな人です。『雪圀』で"圀"は"国"とほぼ同義ですが、国ではありませんって当たり前か(笑)。

「ポケットモンスター サン・ムーン」評価点・難点まとめ

2016/12/03 更新。

※今回の記事には「ポケモンSM」のネタバレ情報が含まれております。注意!

あれ?なんでORASより高いの?って言うのは、一応良作と言うタグなので例外と
しているだけです。ORASに関しては、ゲーム的に評価してあの点数になっただけ
であって、一応良作だと実際の点数は10点程下だと思っててください。
ここに関しては完全に自分がそう思ってるだけだったので、後でポイントタグに
追加しときます。

ポケットモンスター サン・ムーン 78点 B+
ポイントタグ:【良作】【良曲質

全体的な評価
楽しさ・・・Very good
ゲームバランス・・・Good
曲・・・Excellent!
グラフィック・・・Very good
前作との比較での評価
BW<ORAS<赤緑青ピカチュウ<DP<SM<Pt<金銀クリスタル<RS<XY<E
<BW2<FRLG<HGSS

特徴
本作「ポケットモンスター サン・ムーン(以降SM)」はXYのマイナーチェンジを
通り越してまさかの最新作として発表されたことで多くのポケモントレーナー達を
驚かせた今までの傾向では見られない異様な作品である。
根本的なシステムは今までの「ポケモン」と同じなので変更点以外は省略する。
◎新要素
ポケモンがゼンリョクを出す「Zワザ」。
 ⇒入手した特定のZクリスタルをそのタイプの技を持つポケモン(例外あり)に
  持ち物を持たせられなくなる代わりに与えることで、与えたZクリスタルの
  タイプと同じ技がZワザとして、高威力な技を出すことが出来るようになる。
  ⇒威力はZワザにする前の威力に依存しており、元の技の威力が高ければ高いほど
   Zワザが高威力になる。また、変化技には変化技の効果とは違った効果が追加
   される。何故か「はねる」にもZワザが存在する
 ⇒ピカチュウイーブイ等、専用のZクリスタルも存在する。
 ⇒但し、1回しか使えない。まぁ、何回でも使えたら、それは問題であるが。
・前作で出たポケモンに、アローラの姿が追加された。
 ⇒これを「リージョンフォーム」と言う。姿が変わっただけで無く、タイプや
  種族値も変わっている。
・謎のポケモン、「ウルトラビースト(以降UB)」。
 ⇒ウルトラホールと言う異空間から来た謎の存在である。だが、UB自体はポケモン
  であるらしく、実際にクリア後では捕獲することも可能。
・4匹別々で闘う「ロイヤルバトル」
 ⇒面倒くさいのでかいつまんで説明すると、倒した数が多いポケモンが勝者
  となるバトルである。
・手持ち以外のポケモンに乗って様々な力を発揮、移動をする「ポケモンライド」。
 ⇒本作には、ひでんマシンと言った特定の場所で使う技はその仕様と、自転車と
  ダウジングマシン等も消滅した。
  その代わりと言えるのが「ポケモンライド」である。
  ⇒走るとSMの中で一番の速さを持ち、岩をも砕く「ケンタロス ラッシュ」、
   歩行速度はSMの中で一番速く、匂いを嗅ぐことで落とし物アイテムを見つけ
   やすくする「ムーランド サーチ」、海を移動することが出来る
   「ラプラス スイム」等色々な効果を持つポケモンライドが存在する。
ポケモンと仲良くなる「ポケパルレ」の強化版、「ポケリフレ」。
 ⇒ポケモンと触れ合えるだけで無く、お手入れや、状態異常の治療も行えるよう
  になった。
  ⇒その代わりに今作のポケモンのおやつ的存在である「ポケマメ」はストック制
   となり、もし無くなった場合は入手しなければならなくなった。
ポケモンの娯楽施設(?)、「ポケリゾート」。
 ⇒ポケマメの入手は通常ここで行う。ボックスに入っているポケモンはこの施設で
  暮らしたり、探検したり、遊んだり(という名の鍛錬)、色々出来る。
  ⇒偶に野生のポケモンが来ることもあるが、ポケリゾートが気に入ったら仲間に
   することも出来る。サン限定のポケモンやムーン限定のポケモンも来たりする
   ことがある。
・今作の野生のポケモンは一定の確率でその仲間を呼び出すことがある。これを
 本記事では「仲間呼び出しシステム」と呼ぶ。
 ⇒この「仲間呼び出しシステム」は、基本的には廃人向け要素である。この要素
  の最大の特徴として、「努力値振り、4Vまで確定前提の個体値厳選、隠れ特性
  厳選、色違い厳選は全てこのシステムだけで行える」というものがある。
  ⇒先ず呼び出されたポケモン努力値が2倍となり、例えばHP+1の努力値を持つ
   キャタピーは呼び出されると2倍され、努力値がHP+2となる。
  ⇒呼び出された回数が多ければ多いほど固定される個体値のVが増えたり、色違い
   または隠れ特性を持つポケモンに出会いやすくなる。しかも途中で全く別の
   ポケモンププリン→プリン、サニーゴ→ヒドイデ等)を残すまで回数は保持
   される。その為、ポケモン孵化による厳選に使われるメタモンの厳選、色違い
   の個体値厳選は非常に楽になる。
◎仕様変更点
・今作もXYと同じように種族値のテコ入れが行われたが、10と言った固定の上昇
 では無く、場合によっては40以上種族値が上昇したポケモンも存在する
・本作はアローラ地方を冒険するのだが、4つの島を巡る、といった感じになって
 いる。
十字キーによる移動が削除された。移動は全てスライドパッドで行う。
・ジム戦も削除された。その代わりに追加されたのが、「試練」、「大試練」。
 ⇒「試練」はポケモンや、トレーナーを倒していき、最後に出てくるぬしポケモン
  に勝つことでクリアとなる。
 ⇒「大試練」はその島の長である「島キング/島クイーン」に勝つことでクリアと
  なる。
  ⇒これらは特典としてZクリスタルがもらえる。「大試練」はそれだけで無く、
   ポケモンが言うことを聞くLvが上がる証も手に入る。
 ⇒4つの大試練の証を手に入れると、四天王と闘い、チャンピオンとなる
  「大大試練」を受けることが出来る。この「大大試練」は、所謂ポケモンリーグ
  である。
・パソコンの機能は「ポケモンを連れていく」、「ポケモンを預ける」等が消滅し、
 ボックスの整理のみとなった。
 ⇒だが、ポケモンを入れ替えるだけの機能(もし入れ替えるポケモンがいなければ
  その位置に置くだけ)が追加された。また、ポケモン整理の中に持ち物整理が
  出来る機能も持ち併せている。
 ⇒ポケモンをまとめて置く機能、対戦用の別のパーティを組める機能もORASに
  引き続き続投している。
・手持ちポケモンの並び替えがボタン操作ではYボタンでの入れ替えとなった。
 その代わりにポケモンを選んだ時の「入れ替える」という選択肢は削除された。

評価点・難点
本作は新要素が悉く一長一短な出来であり、新要素であるが故に評価出来る箇所
と評価出来ない箇所が混在している。
◎Zワザの評価点・難点
△Zワザの評価点
・純粋に評価すれば、凄い。または結構かっこいい。
・これで強すぎるメガシンカポケモンが倒せる可能性も出てきた。つまりバランスの
 調整に一役買っている。
△Zワザの難点
・元の技の威力が高いほど高威力となるのだが、最大威力が210である
 ⇒これは専用のZワザのみだが、そうじゃなくても最大威力は200である。耐久を
  無視しないのがありがたすぎる。
 ⇒この仕様により、今作は最速高火力アタッカーでは無く耐久高火力アタッカーが
  有利になるようになっている。攻撃する側においても、防御する側においても、
  である。そのせいか今作は素早さが低く耐久が高い新ポケモンの方が多い。
ポケモンライドの評価点・難点
ポケモンライドの評価点
・ひでんわざが必要無くなった。これにより、秘伝要因が必要であったり、ポケモン
 の技がひでんわざでレパートリが狭くなる、といったことも無くなった。
ポケモンライドの難点
・Bボタンを押さなくとも最速であるポケモンライドが存在しない。
 ⇒「ムーランド サーチ」も少し速くなった程度で、最速で走るとすれば、やはり
  Bを押して走る「ケンタロス ラッシュ」となるだろう。
  ⇒自転車が消滅してしまったのが痛い。本作は「L=A」設定が復活したが復活
   した意味もこれではあまり無い。
・本作では十字キーによってポケモンライドが登録出来るのだが、ポケモンライド
 は4つ以上登場するうえに、道具の登録が不可となってしまった。
 ⇒5つ以上のポケモンライドを使って進む場合が非常に不便。道具の登録が不可と
  なってしまったので、ゴールドスプレーもいちいちバッグから使わなければ
  ならなくなった。非常に不便。
◎ポケリフレの評価点・難点
△ポケリフレの評価点
・XY、ORASと比べ非常にポケモンに愛着が湧けるようになった。
 ⇒ポケモンを愛しやすくなった。純粋にポケモンを楽しみたいと言う層にも嬉しい
  ことである。
・道具が無くても状態異常が治せるようになった。
 ⇒状態異常を治す道具は使えないものになるのでは無いか、と思われるかも
  しれないが、戦闘中で治したい場合は必要となっており、全く要らない道具とは
  一概には言えない。
△ポケリフレの難点
・あらゆる物が気になってしょうがないといった性格の人には似合わない。
 ⇒何故ならこのポケリフレはしばらくやっていないとメニューのとき、揺れるから
  である。鬱陶しい人にとっては鬱陶しい。
・ポケマメがストック制になった。
 ⇒だからもし無くなった場合、入手しなければならないのだが、その方法が中盤
  までカフェで1日1回12個もらえるのみ。進めれば進めるほどすぐに無くなる。
  ⇒中盤以降ではポケリゾートが追加され、ポケマメが大量に手に入るように
   なる。これも大量に採れるのは1日1回だが(一応1日に数回は数個採ることが
   可能である)。
◎仲間呼び出しシステムの評価点・難点
△仲間呼び出しシステムの評価点
隠れ特性や色違い厳選のテンポが非常に良くなった。
 ⇒今までは、群れでしか隠れ特性ポケモンが出現しなかったり、XYのポケトレ
  でいちいち野生のポケモンを出現させなくてはならない等、テンポは良いと
  言えるものでは無かった。
・廃人がしたいことのほぼ全てをこの要素で行えるようになったため、育成環境は
 ORASより更に強化された。
・来ないこともあるが、それでも連鎖が切れない為、隠れ特性、色違い厳選が非常
 に楽である。
△仲間呼び出しシステムの難点
・2匹のときだとポケモンが捕獲出来ない仕様なので、捕獲するだけのときに来る
 と鬱陶しい以外の何物でも無い。
 ⇒しかも体力が少なくなると仲間を呼ぶ行為をしやすくなるので、なおさらで
  ある。
隠れ特性、色違い厳選のテンポは良くなったが、このシステム自体のテンポは
 良くない。
 ⇒「仲間を呼び出す→空を見上げる→『………』→ようやく来る」という、テンポ
  はあまり良くないものとなっている。特に「………」の部分は要らないも同然で
  あり、次回作ではこの部分の修正を可能であれば強く希望する。
努力値振りのテンポも良くなったわけでは無い。
 ⇒むしろ悪くなった方である。XYでは群れバトルをすることで+1の努力値
  場合、+5も努力値がもらえた。本作ではそれが無くなった為、ちょっと不便
  にはなった。
◎全体的な評価点
・ストーリーはORASのエピソードデルタよりかは遥かにマシである。不快にさせる
 台詞も前作から一気に減った。
 ⇒気になる点としてはリーリエ関連とクリア後のUBイベントである(後述)。
・難易度も前作よりは上がった。レベルを上げすぎても試練では少し工夫
 しなければ若干苦戦するほどの難易度に。
・ゲームテンポは改悪されているところもあるが全体的には改善されており、
 仕様変更に慣れればゲームスピード自体はポケモンの中ではトップクラスで
 ある。
・対戦環境の改善。
 ⇒ORASでは全く改善しないどころか、むしろ改悪してしまった為に、あまり気に
  入るような環境では無かった。一方本作では様々な対策が見られる。特にメガ
  ガルーラの弱体化は結構大きな改善では無いかと言える。
・「L=A」が復活した。
 ⇒但し、前述のとおり、本作ではあまり意味をなさない設定となっているが。
・「フリースペース」の復活。
 ⇒これにより、よく使う道具が取り出しやすくなった。それでも登録出来ない
  のはやはり痛いが。
・非常に良曲揃い。
 ⇒先ず戦闘からして、悪い感じのBGMだが中毒性のあるスカル団の戦闘BGM、
  HGSSで「ベースの人」として有名になった一之瀬氏が作曲したかっこいい
  グラジオの戦闘BGM等名曲揃いである。
 ⇒また、戦闘で無くても、10番道路、コニコシティ、マリエシティやポニの
  大峡谷等もBGMとしては良く、本作は非常に良曲揃いである。
・本作は脱マンネリを目指したのか、意欲作としての見方が強く、努力している
 と言う点は評価に値する。
◎全体的な難点
・対戦環境は改善されたものの、ギルガルドの強化等受け止め難い要素も存在。
 ⇒また特性「持久力」を持つバンバドロ等本作でも厨ポケと言えるポケモン
  未だに存在する。それでも対策は存在するのでメガガルーラゲーとなって
  いた前作よりはマシだが。
・本作はBPが溜めにくい。
 ⇒その理由として、ロイヤルバトルの仕様の面倒くささ、そしてバトルツリー
  (本作のバトルタワー的存在)のトレーナーが最初から本気を出している
  為、勝ちにくいことが原因である。
  ⇒しかもBPを溜めないとパワー系アイテムも買えない。したがって「ポケモン
   の個体値厳選をする為に個体値厳選をする」、と言う矛盾したことを
   しなければならない。
  ⇒更に今作ではパワー系アイテムが手に入るまでの努力値振りのお供、
   「きょうせいギプス」が消滅してしまった。そしてパワー系アイテムは今作
   では「+4」から「+8」努力値がもらえるように強化された。なら、尚更
   「きょうせいギプス」は存在すべきでは・・・?
 ⇒とはいえ、今作では負けても1BPはもらえる為、わざと負けまくってBPを溜める
  という方法も存在する。当然めちゃくちゃ時間かかるが
・アイテム「あかいいと」が、BPで買う場合も46BPも必要なレアアイテムと化した。
 ⇒前は普通に手に入ったのだが、今作は非常に手に入りにくくなった。これは
  「あかいいと」の性能が非常に優秀であることが原因であると思われる。
  ⇒「あかいいと」はXYからポケモン孵化による個体値の引継ぎを5V以上行える
   と言うチート級アイテムとなり、これにより前作までは簡単に手に入る為、
   簡単に個体値厳選することが出来るようになってしまった。
 ⇒一応BP以外でも特性「ものひろい」により入手する方法や、釣りで入手する方法
  もあるのだが、なんとその確率はLv100のポケモンの一つの個体値を最大まで
  上げる「ぎんのおうかん」よりも低い。サイトによればその確率は約0.1%
  超低いらしい。
  ⇒人によっては3日以上かかったと言う声があり、普通に負けまくって46BP手に
   入れた方が早かったと嘆く人もいる。
・仕方ないとも言えるが、十字キーによる移動の廃止は流石に受け入れ難い。

微妙点
・リーリエ関連
 ⇒先ずリーリエ自体があまりにもヒロインしすぎている。恋愛ものでは無さそう
  だがそれに似た何かがある。
  ⇒そういうのが受け入れられない人にとっては不評となるだろう。
 ⇒また、他キャラとの関係が今までのポケモン以上に深い。もしかするとここも
  賛否が分かれるかもしれない。
・UBのデザイン
 ⇒名前はポケモンっぽいのだが(コードネームのことでは無い)、姿はどう
  見てもポケモンじゃない。他のと比べても明らかに浮いている。
・UBイベントについて。
 ⇒実はこのイベントではハンサムが登場するのだが、その上司として、リラが登場
  する
  ⇒このリラはRSEのあのリラである。ホウエン地方出身、凄いトレーナーだった
   と言うことから、間違いないだろう。
  ⇒海に流されてきて、上記の情報以外の記憶をなくしたのだという。幾ら
   何でも設定が暗すぎ。
  ⇒とは言え、エピソードデルタや、ニューキンセツ関連のイベントよりかは、
   酷くも無いと思うが。
ポケモンに弱肉強食の設定が多すぎる。
 ⇒ある意味初代の原点回帰とも言えるが、その設定があまりにも深すぎること
  から、不快に感じるかもしれない。
  ⇒しかも本作には「ヒドイデ」という、サニーゴを攻撃するポケモンも存在
   する。これはヒドイデというポケモンサニーゴを餌としている為である。
・本作は色々と仕様変更があり、ポケモンを深くやってるほど、最初のうちは
 慣れない。
 ⇒しかし慣れると、逆に良い要素と思える要素も増える。結構改善している、
  と言う部分が見えるようになるのである。

感想
新要素がとにかく一長一短。だが、ポケモンを真面目に改善しようと努力している
節はあるので、まだ好印象である。
改善すべきところもたくさんあるが、出来自体は意外と良く、寧ろ改善したところ
の方が多い。新要素が一長一短で無ければ、ほぼ完璧だったとすら言えるだろう。
本作は色々考え、凡作にしようとも考えていたが、もう一度本作を見直すと意外と
手堅くまとまっていたので、良作とした。


今回はこれくらいにしときます。